STORY
息子が学校へ行けない日が増え、私が強く気にしていたのは勉強の遅れでした。「学校に行けないなら、授業も止まってしまう」と焦っていたのです。けれど、学校のオンライン授業や塾、支援センターなどを試すうちに、息子には学校とは別の場所や方法なら学べる時間があるとわかってきました。週2回の塾も、予習と復習を含めれば一週間の学習の軸になります。私は少しずつ、「学校と同じ形」に戻すことより、学びを途切れさせない方法を探すようになりました。
この記事について
この記事は、ママスタコミュニティの投稿者による実体験を参考に制作したフィクションです。登場人物や出来事、会話、時系列などは読み物として再構成しており、特定の一人の投稿者の体験を再現したものではありません。
学校に行けなくても、勉強まで止めたくない。息子に合う「学校以外の学び方」を探した
息子が学校へ行けない日が増えたとき、私が最初に怖くなったのは勉強の遅れでした。教室に戻れるかどうかももちろん心配でしたが、授業がどんどん先へ進んでいくことを考えると落ち着きませんでした。
「学校に行けない」と「勉強できない」は同じなのか
最初は、学校へ行かなければ勉強も止まるものだと思っていました。朝、同級生が登校している時間に息子が家にいると、それだけで取り残されているように感じたのです。
ただ、息子自身は勉強が嫌いになったわけではありませんでした。学校のオンライン授業なら参加できる日があり、家からなら教科書を開けることもある。そこで、塾のオンライン学習も利用してみることにしました。
毎日決まった時間に何時間もできるわけではありません。それでも、授業を一本受ける、問題を数ページ解く。そんな日が少しずつ増えていきました。
不登校サポートなら合う、とは限らなかった
学校以外にも頼れる場所が必要だと思い、不登校向けのサポートも試しました。私は「不登校の子のためのものなら、きっと合うだろう」と期待していたのですが、息子にはしっくりこないものもありました。
せっかく見つけた支援なのに、と私はがっかりしました。でも、家から受ける授業は続けられる。別の場所なら勉強できる日もある。ひとつ合わなかったからといって、全部がだめなわけではないのだと思うようになりました。
その後、支援センターで勉強する機会もできました。周りに同じように学校へ通えていない子がいる中で、先生に教えてもらいながら机に向かえる時間がありました。私が想像していたより、息子は「学校ではない場所」で普通に勉強していました。
週2回の塾が、一週間の軸になった
しばらくして、通える範囲で塾も利用するようになりました。週2回だけです。
以前の私は、週5日の学校と比べて「たった2回」と考えていたと思います。でも、塾の日があると、その前に予習をし、終わったあとに復習することができます。結果として、塾のない日にもやることが生まれました。
毎日同じ量をこなすわけではなくても、一週間の中に勉強の流れができたことは大きかったです。学校の時間割をそのまま家で再現しようとしていた頃より、私も息子も少し楽になりました。
戻すことより、学びを途切れさせない
今も、学校に行けないことへの心配がなくなったわけではありません。オンライン授業も支援も塾も、どの子にも合う方法ではないと思います。息子自身、できる日とできない日があります。
それでも私は、学校へ通えているかどうかだけで勉強の状態を判断しなくなりました。
家から授業を受ける日があってもいい。外へ出て先生に教わる日があってもいい。週2回の塾を中心に一週間を組み立ててもいい。
学校へ行けない期間があっても、息子なりの形で学びを続けることはできる。そのことがわかってから、私は「遅れないように何とかしなければ」と追い立てるより、今続けられているものを大事に見るようになりました。
編集部の視点:学校以外の学び方も、本人との相性が大切
参考にした投稿では、学校のオンライン授業とオンライン塾を組み合わせたり、支援センターで先生のサポートを受けながら勉強したり、塾を一週間の学習ペースづくりに活用したりと、さまざまな方法が選ばれていました。
一方で、不登校向けの支援が本人に合わなかったり、個別指導を始めても通い続けることが難しかったりしたケースもあります。
学校以外の学びの場であっても、どの方法なら無理なく続けられるかは人それぞれです。支援内容だけでなく、本人の負担や通いやすさ、学び方との相性を見ながら選ぶことが大切です。






