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進路・将来

「もっと上を目指せるはず」より、毎日通える高校を選びたかった

#公立・私立 #ハハノキモチ

STORY

息子は勉強が得意で、私は高校も学力に合ったところを目指せると思っていました。ところが中学に入ると、学校へ行くことそのものや通学環境など、成績表だけでは見えない問題が出てきます。「もっと上を狙えるのに」という気持ちが消えないなか、学校見学を重ねていくうちに、私が見るべきものが少しずつ変わっていきました。

この記事について

この記事は、ママスタコミュニティの投稿者による実体験を参考に制作したフィクションです。登場人物や出来事、会話、時系列などは読み物として再構成しており、特定の一人の投稿者の体験を再現したものではありません。

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息子には発達障害があります。

勉強は得意だったので、
高校受験について考え始めたころの私は、
偏差値の高い学校へ進むことを自然に想像していました。

学力があるなら、
それを生かせる学校へ行ってほしい。

親としては、それが息子のためだと思っていたのです。

頭がいいから、もっと上へ行けると思っていた

中学でもテストの点は悪くありませんでした。

それを見るたびに、
「このくらいできるなら、もっと上の高校を目指せる」と考えていました。

一方で、学校生活は勉強だけではありません。

提出物や予定の管理が苦手で、
人との関わりや学校で過ごすことに疲れてしまう時期もありました。

休む日が増えると、
私が気にしていたのは内申や受験への影響です。

せっかく勉強ができるのに、
学校生活の部分で選択肢が狭くなるのはもったいない。

そう考えるほど、
息子が実際にどんな毎日を送っているのかより、
「どこまで上を狙えるか」に意識が向いていました。

満員電車を毎日。それだけで候補から外れる学校もある

高校を具体的に探し始めて、
通学のことを考えたときでした。

候補にしていた学校のなかには、
電車で通わなければならないところもあります。

でも息子は、人が多い場所が得意ではありません。

受験の日に一度行くだけではなく、
高校に入ればそれが毎日のことになります。

朝から混んだ電車に乗り、
学校で一日を過ごし、
また電車で帰ってくる。

それを3年間続けられるのかと考えると、
偏差値表だけを見ていたときとは学校の見え方が変わりました。

自転車で通える範囲にも高校はありました。

ただ、学力だけを比べれば「もっと上に行けるのに」という気持ちは残ります。

本人が通える学校を選ぶことと、
可能性を狭めることは同じなのか。
そこで初めて迷いました。

学校見学で聞くようになった「困ったときはどうなりますか?」

それからは、学校のレベルだけで候補を決めず、
実際に足を運ぶようにしました。

気になったのは、
予定管理がうまくいかなかったときに相談できるのか、
先生にどの程度話を聞いてもらえるのか、
といったことです。

支援について相談できる先生がいる学校もありました。

以前の私なら、まず進学実績や偏差値を見ていたと思います。

でも息子の場合、
入試に受かることと、
入学したあとに通い続けられることは別でした。

学校で困ったときに誰かへ相談できるか。
息子自身が「ここなら行けそう」と思えるか。

そのほうが、だんだん気になるようになりました。

最終的には、息子にも学校を見てもらい、
無理なく通えそうだと思えるところを選びました。

「受かる学校」ではなく「通い続けられる学校」

高校に入ったからといって、
苦手なことがなくなったわけではありません。
予定の管理など、今も先生に助けてもらうことがあります。

それでも、少しずつ自分でできることは増えています。

今でも、ときどき思います。

学力だけを見れば、
別の学校を目指すこともできたのかもしれない、と。

でも息子が中学生の頃、
私は、受験に合格するところまでしか見ていませんでした。

その先には毎日の通学があり、
教室で過ごす時間があります。

今、高校へ通っている息子を見ていると、
あのとき「もっと上へ」だけで決めなくてよかったと思っています。

編集部の視点:偏差値だけでは見えない、学校選びの判断材料

高校選びでは、学力や偏差値、進学実績に目が向きがちです。

しかし、参考にした投稿には、成績が良くても学校生活に負担を感じていたり、混雑した電車での通学が難しかったりする子どもの体験がありました。

入試に合格できるかどうかだけでなく、入学後の生活を無理なく続けられるかという視点も必要になります。

学校によって、通学環境や校内の雰囲気、困ったときの相談体制は異なります。

学校見学や個別相談では、通学にかかる負担に加え、提出物や予定の管理が難しいときにどのような支援を受けられるのか、本人の特性について相談できる環境があるのかなどを確認できます。

実際に学校へ足を運ぶことで、資料だけではわからなかったことに気づく場合もあるでしょう。

学力を生かせる学校を目指すことと、安心して通える環境を選ぶことは、必ずしも対立するものではありません。

本人の得意なことも苦手なことも踏まえて学校を比較すれば、偏差値だけでは見つけられなかった選択肢が見えてくるかもしれません。

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本記事に掲載している情報は、記事執筆時点のものです。日程・費用・制度などは変更される場合があります。最新情報は、各学校・自治体の公式サイト等でご確認ください。

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