STORY
持病がある娘の高校進学。私は当初、できれば普通科へ進んでほしいと思っていました。しかし、毎日決まった時間に通い続けること自体が娘には負担になるかもしれません。そんな中で知ったのが、持病や体調面の事情がある生徒への配慮を前提にした通信制高校でした。保健を担当する先生が複数いて、カウンセラーも常駐する環境を知り、私の学校選びの基準は少しずつ変わります。「普通の高校生活」に合わせるより、娘が無理なく学び続けられる場所を探した体験です。
この記事について
この記事は、ママスタコミュニティの投稿者による実体験を参考に制作したフィクションです。登場人物や出来事、会話、時系列などは読み物として再構成しており、特定の一人の投稿者の体験を再現したものではありません。
娘には持病がありました。
中学卒業が近づくにつれて、私が気にしていたのは
「どの高校に行くか」より、
「高校生活そのものを続けられるのか」
ということでした。
「普通科へ行くのが当たり前」と思っていた
進路を考え始めたころ、
私の頭にまず浮かんだのは普通科の高校でした。
周りの子と同じように受験して、
毎日学校へ通う。
できれば娘にも、
そういう高校生活を送ってほしいと思っていたのです。
でも、持病がある娘にとって、
決まった時間に毎日通学し、
同じペースで授業を受け続けることは簡単ではありません。
本人に無理をさせてまで「普通の高校生活」に合わせることが、本当にいいのだろうか。
進路を考えるほど、その疑問が大きくなっていきました。
通信制高校も候補に入りましたが、
最初は「通学が難しいから仕方なく選ぶ場所」
という気持ちが私の中に少し残っていました。
学校選びの基準が「通えるか」に変わっていく
通信制について調べていくと、
学校によってかなり特徴が違うことを知りました。
なかには、持病や体調面の事情があり、一般的な高校生活が難しい生徒への配慮を前面に出している学校もありました。
そこで私が気にするようになったのは、
学校名や周囲からどう見えるかではありません。
娘の体調について理解してもらえるか。
困ったときに相談できる人がいるか。
無理を前提にするのではなく、
続けられる方法を一緒に考えてもらえそうか。
それまでとは、学校を見る基準が変わっていました。
保健の先生が何人もいる学校
候補の学校には、保健を担当する先生が複数いて、カウンセラーも常駐していました。
さらに、保護者向けに小児科の先生が病気について話す機会もあると知りました。
私はそこに強くひかれました。
持病がある子にとって必要な配慮を、毎回一から説明しなくてもいい。
体調に事情があることを特別なこととして扱うのではなく、
最初からそうした生徒も通う前提で学校が考えられている。
それだけで、親として感じる安心感はずいぶん違いました。
娘にとっても、「周りと同じようにできなければいけない」と思いながら通うより、自分の状態をわかってもらえる環境のほうが負担は少ないのではないかと思えました。
毎日通うことより、続けられることを見る
以前の私は、高校へ進学するなら普通科へ毎日通うのが一番だと思っていました。
今は、そうは考えていません。
持病があることは変えられません。
だからこそ、
娘を学校の形に無理に合わせるのではなく、
娘が学び続けられる学校を探すほうが大事でした。
通信制を選んだからといって、
体調への心配がなくなるわけではありません。
それでも、配慮してもらえることを前提に話ができる環境があるだけで、進学への不安は少し小さくなりました。
「普通科に通えるか」だけで考えていたころより、
今は娘に合う条件を具体的に見るようになっています。
毎日同じように通えることではなく、
無理を重ねずに高校生活を続けられること。
私たちは、そこを基準に進路を考えるようになりました。
編集部の視点:持病がある場合、学校の支援体制も選ぶ基準に
持病や体調面の事情がある生徒にとって、高校選びは学力や通学距離だけでは判断できないことがあります。
参考にした投稿でも、毎日決まった時間に通うことへの不安から通信制高校を検討し、保健担当の先生やカウンセラーがいる学校の支援体制に安心感を得た保護者の声が見られました。
通信制高校は自宅学習を中心に進められる学校もありますが、卒業にはスクーリングへの出席やレポートの提出、試験などが必要です。
登校する頻度や日程、欠席した場合の対応は学校によって異なるため、体調が安定しない時期でも学習を続けられる仕組みがあるか、事前に確認しておくと安心です。
また、保健担当の教職員やカウンセラーの配置だけでなく、体調が悪くなったときの対応や、通院と学習を両立するための相談ができるかどうかも確認したいポイントです。
通信制という学び方だけで判断するのではなく、本人の体調や必要な配慮について学校と話し合うことで、無理なく高校生活を続けられる環境を探しやすくなります。






